東京交通新聞はこの秋、創刊60周年を迎えました。交通関係業界、行政をはじめとする多くの方々に支えられて紙齢を刻むことができました。何よりも皆さまのご指導、ご支援の賜物と、心より厚く御礼申し上げます。
　国内外では目下、新型コロナウイルスという目に見えない敵との戦いを強いられております。デジタル化・リモート化、人口減少、自動運転・ＭａａＳといった交通・移動分野をめぐる事業環境の変化は、一段と激しさを増すばかりです。新しいモビリティ形態が各地で提案される中、人々の生活を支える安全・安心な公共交通への期待は一段と高まっているものと認識しております。
　都市・地域の公共交通の専門紙として、的確な情報をお届けし、社会経済の発展に役立つ報道に引き続き努めてまいります。未来を展望できる紙面作りに励んでまいります。
　これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。