こちら交通政策担当

第7回：京都・宇治市　都市整備部交通政策課計画係

住民、事業者と共に利用促進　　---バス路線休廃止地域で

　市内には、JR奈良線・近鉄京都線・京阪宇治線・京都市営地下鉄東西線の4本の鉄道や多数のバス路線、タクシーが運行されています。しかし、公共交通の利用は、自家用車の普及や少子高齢化による通勤・通学の減少等の影響を受け年々減少しており、市内においても一部バス路線が休廃止されるなど、路線バスをとりまく環境は厳しい状況が続いています。
　交通政策課計画係では、現在4人体制で公共交通の利用促進や計画立案等の業務に取り組んでいます。中でも「宇治市のりあい交通事業」では、バス路線が休廃止になった地域において、地域住民、交通事業者、市の三者による協定を締結し、地域のニーズに応じた多様な利用促進策を行ってきました。この制度を活用され、現在、明星町、西小倉地区では、本格運行を開始されております。こうした功績が認められ「平成30年地域公共交通優良団体大臣表彰」を受賞されたことも、地域住民の努力のたまものだとうれしく思っております。
　公共交通機関の利用促進による交通手段の転換として、まずは職員自身も積極的に公共交通を利用しようと、ダイヤに合わせた生活スタイルに転換した者もおります。皆様も年に一回でも多く公共交通を利用していただくなど、生活スタイルの転換にチャレンジしていきましょう。

写真説明
右から勝浦主任、廣瀬係長、木村主事、松下嘱託職員。カエルの着ぐるみは交通政策課のイベント時に使用しているもの。手に持つのは西小倉乗合タクシーの停留所の看板(宇治市役所で)

■プロフィル■
担当セクション名：宇治市都市整備部交通政策課計画係
人数：4人（係長1人、主任1人、主事1人、嘱託職員1人）
責任者名：交通政策係長　蒲原功
市政：宇治市は、京都府の南端に近く、京都盆地の東南部に位置し、京都市や大津市などと接する位置にあります。面積は、67.54平方キロメートル、人口は、約18万7000人。宇治茶と源氏物語のまちとして知られ、世界遺産として平等院、宇治上神社が登録されています。

【2018年10月29日付　掲載】

宇治市　都市整備部交通政策課
https://www.city.uji.kyoto.jp/soshiki/8-1-6-0-0_1.html