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こちら交通政策担当

第11回:東京・世田谷区 道路・交通政策部交通政策課

区民主体に取り組み  ---「交通課題」で方針


 世田谷区内の鉄道は東西方面に放射状に発達し、これを補完する南北方面はバス交通に依存しています。現在、区内には80系統の路線バスが運行されておりますが、都市計画道路などの道路整備が進んでいない一部の地域では、バス路線の密度が低く、南北方向の交通の強化が課題となっています。
 また、鉄道駅やバス停留所から遠い「公共交通不便地域」は、区内の19.7%を占めており、特に、区の西側地域では、東西方向に走る各鉄道路線の間隔が広くなるとともに、バスの通れる道路が少ないことから、公共交通の利便性が低くなっています。
 これまで、バス事業者の皆さまのご協力により、10路線のコミュニティバスを導入してきましたが、区内には狭隘な道路が多く、今後、新たにバス路線を導入していくことが難しくなっています。
 そのため、2016年度より、「地域の交通課題に区民が主体となって取り組む」ことを方針として、新たな公共交通の導入に向けた調査・検討を、地域の方々と一丸となって進めているところです。
高齢化がますます進む中、「免許証を返納したいが公共交通が近くにないので返納できない」「自転車に乗れなくなって買い物にも出かけられない」といった多くの区民の方々の声を日々お聞きしており、これら皆さんの声を力に、公共交通の充実に向けた対策を進めています。


写真説明
区初導入のコミュニティバス「玉堤循環路線バス(愛称=タマリバーバス)」とともに(右から)堂下課長、丸山担当係長、森さん、青木さん


■プロフィル■
担当セクション名:世田谷区道路・交通政策部交通政策課
人数:11人(係長1人、担当係長3人、担当者7人)
責任者:交通政策課長 堂下明宏
区政:世田谷区は、東京23区中の西南端に位置し、国分寺崖線を境に北東側は台地、南西側は多摩川が流れる緑豊かな低地がある。近年人口は増加を続け、2019年2月現在で約91万人と23区中最も多い。面積は58.05平方キロメートルで23区中2番目に大きく、地域の特性、ニーズに応じたまちづくりをめざし、区を5地域に分けて、各地域に総合支所を配置している。二子玉川駅、三軒茶屋駅、下北沢駅を広域生活拠点として、区全体に住宅地が多いことが特徴。



【2019年2月25日付 掲載】


世田谷区
http://www.city.setagaya.lg.jp/


こちら交通政策担当:バックナンバー

本紙に毎月連載中。
地域公共交通分野で交通事業者、市民らと一緒に取り組む地方自治体の交通政策担当。
市民の足を影で支える存在である担当者の皆さんに、活動を紹介していただくコーナー。

 第12回:岐阜・白川町 企画課企画係
 第11回:東京・世田谷区 道路・交通政策部交通政策課
 第10回:神奈川・秦野市 都市部公共交通推進課
 第9回:島根・松江市 歴史まちづくり部交通政策課
 第8回:埼玉・飯能市 市民生活部生活安全課交通政策室
 第7回:京都・宇治市 都市整備部交通政策課計画係
 第6回:静岡・浜松市 都市整備部交通政策課
 第5回:群馬・前橋市 政策部交通政策課地域交通推進室
 第4回:東京・葛飾区 都市整備部調整課交通計画担当係
 第3回:栃木・鹿沼市 市民部生活課交通対策係
 第2回:福岡・直方市 産業建設部商工観光課公共交通係
 第1回:埼玉・所沢市 経営企画部企画総務課交通政策室



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